回黄転緑
読み方
かいこう てんりょく
意味
春になり、冬の間に枯れて黄色く見えていた草木が、再び緑色を取り戻すこと。そこから、春の訪れや季節・年月の移り変わりを表す。
由来
中国・西晋の文人、張協(ちょうきょう、3世紀後半〜4世紀初頭)の賦「七命」に見える表現に基づく故事成語とされる。草木が枯黄した状態から緑へ移る自然の変化を、「回黄」「転緑」と表したもの。成立年の詳細は不明である。
分類・構成
備考
主に文章語・雅語として用いられる、日常会話ではまれな四字熟語。「黄緑色になる」という意味ではなく、枯れた草木が春に再び緑を取り戻すことをいう。
誤用・混同注意
- 「回光転緑」と書くのは誤りで、「回黄転緑」が正しい。
- 「黄緑色に変化すること」と解するのは誤りで、草木が枯黄から緑を取り戻す春の変化を表す。
例文
- 厳しい冬が去ると、里山は回黄転緑の趣を見せ始めた。
- 画家は、回黄転緑の野山に満ちる春の息吹を描いた。
- その詩は、枯れ野がよみがえる回黄転緑の景を巧みに詠んでいる。
類義語
- 春暖花開
- 草木萌動
- 春の訪れ
対義語
- 草木黄落
- 落葉凋零