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四教八教

読み方:しきょう はっきょう

意味

中国天台宗の教学で、釈迦が衆生の能力や状況に応じて説いた教えを分類した体系。「化法の四教」である蔵教・通教・別教・円教と、「化儀の四教」である頓教・漸教・秘密教・不定教を合わせていう。仏教教理を段階・方法の両面から整理する考え方である。

由来

中国天台宗の開祖・智顗(ちぎ、538~597)が、6世紀後半に大乗仏教の経典・教説を体系的に判別するために整えた教判(きょうはん)に由来する。智顗の『法華玄義』などで説かれ、後に諦観(たいかん、10世紀)が著した『天台四教儀』によって要領よく整理され、日本の天台宗にも伝わった。

備考

日常会話で比喩的に用いる語ではなく、主に仏教学・天台宗の教理を論じる専門用語である。「四教」は化法四教、「八教」は化法四教と化儀四教の総称を指す。

誤用・混同注意

  • 「四教八経」と書くのは誤り。正しくは「四教八教」。
  • 「八教」は八種類の経典を指すのではなく、天台宗における教えの分類体系を指す。

例文

  • 天台宗の教理を学ぶ際には、まず四教八教の区分を理解する必要がある。
  • 講義では、蔵・通・別・円の化法四教と、頓・漸・秘密・不定の化儀四教を合わせて四教八教と呼ぶと説明された。
  • 四教八教は、さまざまな経典の教えを矛盾なく位置づけようとした天台教学の体系である。

分類

類義語

この四字熟語に使われている漢字