四恩報謝
読み方
しおん ほうしゃ
意味
仏教でいう「四恩」、すなわち父母・衆生・国王(社会や国家)・三宝(仏・法・僧)から受ける四種の恩恵を自覚し、その恩に感謝して報いること。広くは、多くの人や社会から受けた支えに感謝し、行いによって恩返しをする意にもいう。
由来
仏教語。「四恩」は、父母恩・衆生恩・国王恩・三宝恩を指す語として、唐代8世紀末(788年ごろ)に漢訳されたとされる大乗本生心地観経などに説かれる。「報謝」は、恩に報い、感謝を表すこと。「四恩報謝」はこれら四種の恩に報いるという仏教的な教えを表す。
分類・構成
備考
主に仏教、とくに法要や寺院の教えで用いられる語である。「四恩」の内訳は、経典や宗派によって説明に多少の違いがある。日常会話では「恩返し」「感謝」のほうが一般的。
例文
- 寺では、四恩報謝の心を大切にし、日々の勤めを行っている。
- 卒業式で校長は、家族や地域への四恩報謝を忘れずに社会へ羽ばたいてほしいと語った。
- 彼女は支えてくれた人々への四恩報謝として、長年にわたり地域の奉仕活動を続けた。
類義語
- 知恩報恩
- 報恩感謝
- 恩返し