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四十八願

読み方:しじゅうはち がん

意味

阿弥陀仏が、法蔵菩薩であった修行時代に立てたとされる四十八の誓願。すべての衆生を救い、極楽浄土へ往生させるための願いをいう。特に第十八願は、阿弥陀仏を信じて念仏を唱える者の往生を誓う願いとして、浄土教で重視される。

由来

仏典『無量寿経』に説かれる。阿弥陀仏は、過去世に法蔵菩薩として世自在王仏のもとで修行し、理想の仏国土を実現して衆生を救うため四十八の願を立てたとされる。現行の漢訳『無量寿経』は魏の康僧鎧訳(3世紀・252年頃の訳と伝える)を中心に伝来し、日本では浄土教・浄土真宗の重要な教義となった。

備考

仏教、とくに浄土教における専門語である。「四十八の個人的な願い」という一般的な意味ではない。願の字は「がん」と読み、仏・菩薩が衆生救済のために立てる誓いを指す。

誤用・混同注意

  • 単に「四十八個の願い」を指す語だと解するのは不正確で、通常は阿弥陀仏(法蔵菩薩)の誓願を指す。
  • 「四十八願力」は関連語であり、「四十八願」そのものの表記ではない。

例文

  • 浄土真宗では、阿弥陀如来の四十八願、とりわけ第十八願を大切な教えとしている。
  • 四十八願には、苦しむすべての人を救おうとする阿弥陀仏の慈悲が示されている。
  • 講話では『無量寿経』を読み、法蔵菩薩が四十八願を成就するまでの物語を学んだ。

分類

類義語

この四字熟語に使われている漢字