問答無益
読み方:もんどう むえき
意味
問いかけと答えを繰り返したり議論したりしても、利益や解決が得られず、むだであること。特に、同じ主張を言い合うだけで結論に至らない話し合いについていう。
由来
特定の中国古典や仏典に由来する故事は確認されていない。「問答(問いと答え、または議論)」と「無益(利益がないこと)」を組み合わせた漢語的な四字熟語である。成立した正確な年代は不詳だが、近代以降の日本語で、議論の無駄さを表す表現として用いられてきた。
備考
「問答無用」と混同しやすい。「問答無益」は話し合っても利益がなく無駄だという意味であり、「問答無用」は議論や説明を受け付けない、または不要とする意味が強い。
誤用・混同注意
- 「問答無用」と同義と理解するのは不正確。「問答無益」は議論しても実りがないことをいう。
例文
- 同じ主張を繰り返すだけなら、これ以上の議論は問答無益だ。
- 感情的に責め合っても問答無益なので、まず事実を確認してから話し合おう。
- すでに決まった規則について不満を言い続けても問答無益だと、彼は話題を変えた。
分類
類義語
- 徒労無益
- 無益無用
- 不毛な議論
対義語
- 有益
- 有意義
- 建設的対話