含情脈脈
読み方
がんじょう みゃくみゃく
意味
男女間の恋愛感情などを心に含み、言葉にせず、目つきや表情でしみじみと相手に思いを伝えるさま。特に、愛情をこめて見つめ合うようすをいう。
由来
中国・唐代、9世紀前半の政治家・文人である李徳裕(787~850)の「二芳叢賦」にある「一則含情脈脈、如有余意(ひとつは情を含み脈脈として、余意あるがごとし)」に基づく。ここから、愛情を秘めた視線や表情を表す語となった。
分類・構成
備考
「脈脈」は、ここでは感情を目つきなどによって静かに通わせるさまをいう。「伝統が脈々と続く」のように、物事が絶えず続く意味ではない。主に恋愛に関する文学的・雅語的な表現である。
誤用・混同注意
- 「脈脈」を、黙って作業する意味の「黙々」と混同し、「含情黙々」としない。
- 「脈々と受け継がれる」のような、物事が長く続く意味だと誤解しない。
例文
- 久しぶりに再会した二人は、含情脈脈としたまなざしで見つめ合った。
- 舞台上の恋人役二人が交わす含情脈脈たる視線に、観客は息をのんだ。
- 彼女は多くを語らなかったが、その含情脈脈とした表情から深い思いが伝わってきた。
類義語
- 相思相愛
- 眉目伝情
対義語
- 冷酷無情
- 冷淡無情