千里迢遥
読み方:せんり ちょうよう
意味
はるかに遠く隔たっていること。また、非常に遠くまで続く長い道のりをいう。「千里」は実際の距離ではなく、きわめて遠いことのたとえ。「迢遥」は、道のりや隔たりが遠く長いさまを表す。
由来
中国の文語に由来する表現で、「千里」は非常に遠い距離、「迢遥」は遠く長く隔たるさまを意味する語である。古代中国以来用いられた語を組み合わせた漢語的な四字熟語だが、「千里迢遥」という形の初出を一つの古典作品に特定することは難しく、正確な成立年代は不明である。
備考
現代の日常会話ではあまり使わず、文章語・文学的表現として用いる。「千里」は実測の距離ではない。遠方そのものにも、遠方へ至る旅にも用いられる。
別表記
- 千里迢遙
補足
- 「迢遥」を「超遥」と書くのは誤り。
- 「迢遥」は「ちょうよう」と読む。反復形の「千里迢迢(せんりちょうちょう)」と読みを混同しない。
例文
- 彼は故郷を離れ、千里迢遥の地で新しい仕事に就いた。
- 使節団は千里迢遥の旅を経て、ようやく都へ到着した。
- 海を隔てた千里迢遥の友から、懐かしい手紙が届いた。
分類
類義語
- 天涯万里
- 雲水隔絶
- 万水千山
対義語
- 近在咫尺
- 咫尺之間
- 一衣帯水