勤能補拙
読み方
きんのう ほせつ
意味
勤勉に努力を重ねれば、生まれつきの才能や技量の不足、不得手な点を補うことができるという意味。才能が十分でないことを嘆くより、たゆまず学び、練習することの大切さをいう。
由来
北宋の詩人・黄庭堅(1045~1105)の文章「跛奚移文」に見える「勤能補拙」の句に基づく。北宋時代、11世紀後半ごろの表現とされる。「勤」は勤勉に励むこと、「能」は「よく~できる」、「補拙」は才能・技量の不足を補うことを表す。
分類・構成
備考
主に学業・技能習得・仕事などで、努力によって不得手を補うという前向きな教訓として用いる。「勤能」は「勤める能力」ではなく、「勤めれば、よく~できる」の意。
誤用・混同注意
- 「勤勉補拙」は一般的な四字熟語としては用いない。正しくは「勤能補拙」。
- 「勤能」を「勤める能力」の意味に解するのは誤り。「勤めれば、よく拙さを補える」という構文である。
例文
- 生まれつき計算が得意ではなかった彼は、毎日の演習で勤能補拙を実践した。
- 才能の差を嘆くより、勤能補拙の姿勢で基礎を反復することが大切だ。
- 彼女が資格試験に合格したことは、地道な努力で弱点を補った勤能補拙の好例である。
類義語
対義語
- 怠惰無為
- 遊惰放逸