効果覿面
読み方:こうか てきめん
意味
行った対策・処置・薬などの効果が、すぐに、しかもはっきりと現れること。「覿面」は本来、目の前で直接会うことをいう語で、転じて結果が目の前に明らかに現れる意になった。多くは薬、治療、対策、指導などについて用いる。
由来
「覿面」は中国語で「面と向かって会う」「目の前に現れる」という意味をもつ語で、日本でも古くから漢語として用いられた。「効果覿面」という四字熟語は、薬や処置の効き目が直ちに現れるという近代以降の日本語の用法として定着したものとされる。特定の中国古典にこの四字の成句そのものが見えることは確認しにくく、成立した正確な年代は不明である。
備考
「てきめん」と読む。「覿」は常用漢字ではないため、「効果てきめん」と表記されることもある。主に効き目が速く明白な場合に用い、単に効果があるだけの場合にはやや大げさになる。
別表記
- 効果てきめん
誤用・混同注意
- 「効果的面」は誤り。正しくは「効果覿面」または「効果てきめん」。
- 「覿面」を「てきめい」「てきべん」などと読まない。正しくは「てきめん」。
- 効果が出るまで長期間を要する事柄に対して用いると、「すぐに現れる」という本来のニュアンスに合わないことがある。
例文
- この薬は頭痛に効果覿面で、飲んでしばらくすると痛みが治まった。
- 教室の換気を徹底したところ、感染症対策は効果覿面だった。
- 毎日短時間でも発音練習を続けると、その方法は効果覿面であることが分かった。
分類
類義語
- 即効
- 即効性
- 薬到病除
- 立ちどころに効く
対義語
- 効果薄弱
- 効果皆無
- 無効