剛勇無双
読み方:ごうゆう むそう
意味
心身ともに強く、勇気や武勇が他に並ぶ者のないほど優れていること。「剛勇」は強く勇ましいこと、「無双」は比べる相手がいないことをいう。主に、戦場で際立った働きをする武将・武人や、非常に胆力のある人物をほめて用いる。
由来
「剛勇(強く勇ましいこと)」と「無双(並ぶものがないこと)」を結んだ漢語的な四字熟語である。「無双」は中国の史書・古典にも見られる語だが、「剛勇無双」という四字の形が特定の一つの中国古典に由来する故事成語であることは明確ではない。日本では中世以降、軍記物・武勇を語る文章などで用いられてきた表現と考えられる。
備考
主に武将・武人などの並外れた勇敢さを称賛する、やや硬く古風な表現である。現代では比喩的に、困難にひるまない人をほめる場合にも使う。単なる腕力ではなく、勇気・胆力も含む。
別表記
- 剛勇無雙
誤用・混同注意
- 「剛勇無雙」は旧字体を用いた表記であり、現代の標準表記は「剛勇無双」。
- 単に力が強いという意味ではなく、強さに加えて勇敢さが並外れていることを表す。
例文
- その武将は剛勇無双として知られ、戦場では常に先陣を切った。
- 彼女は危険を恐れず仲間を救った剛勇無双の人物だ。
- 史料には、剛勇無双の武者が敵陣へ単身で乗り込んだと記されている。
分類
類義語
対義語
- 臆病卑怯
- 軟弱無力