初出茅廬
読み方:しょしゅつ ぼうろ
意味
初めて世に出て、その才能や力量を発揮すること。特に、これまで表立って活動していなかった人が、初めて重要な場面に現れて見事な働きをすることをいう。
由来
明代に成立した中国の歴史小説『三国志演義』(14世紀後半~16世紀ごろに成立・流布)に由来する。劉備に三顧の礼で迎えられた諸葛亮(孔明)が、草ぶきの庵である「茅廬」を初めて出て軍師として活躍した故事から、「初めて世に出て手腕を示す」という意味になった。
備考
諸葛亮の故事を踏まえた、やや文章語的な表現。単に「初めて現れる」ことよりも、初登場で優れた働きを見せるという賞賛の含みを伴って用いられる。
誤用・混同注意
- 「初出毛廬」は誤り。「毛」ではなく、草ぶきの小屋を表す「茅廬」と書く。
- 正史『三国志』そのものの成句とされることがあるが、成語としては主に小説『三国志演義』に基づく。
例文
- その若手指揮者は、初出茅廬にして名門オーケストラを見事にまとめ上げた。
- 彼女は初出茅廬の大役でありながら、冷静な判断で交渉を成功へ導いた。
- 新監督の初出茅廬となる大会で、チームは予想を覆して優勝した。
分類
類義語
- 初舞台
- 初陣
- 初登場
対義語
- 韜光養晦
- 埋没無名