冥冥之志
読み方:めいめいの こころざし
意味
他人には知られないように、心の奥深くにひそかに抱いている志や願いのこと。名声や評価を求めて表立って語るのではなく、内面で強く決めている目標をいう。
由来
中国の歴史書『後漢書』の「朱穆伝」に見える語とされる。『後漢書』は南朝宋の范曄が5世紀前半(およそ432~445年)に編纂した歴史書である。「冥冥」は暗くて見えないことから「人に知られないこと」、「之」は「の」、「志」は心に定めた目標・願いを表す。
備考
主に文章語・改まった表現として用いる。「冥冥」は「めいめい」と読み、「明々」とは書かない。日本語では「冥冥の志」と表記されることもある。
別表記
- 冥冥の志
補足
- 「明明之志」と書くのは誤り(正しくは「冥冥之志」)。
- 「志」を「し」と読まず、慣用的には「めいめいのこころざし」と読む。
例文
- 彼は冥冥之志を胸に、誰にも知らせず研究を続けていた。
- 若いころから抱いていた冥冥之志を実現するため、彼女は故郷へ戻った。
- 表面上は穏やかに働いているが、彼には社会を変えたいという冥冥之志がある。
分類
類義語
- 胸中の志
- 秘めた志
- 内なる志