冥冥之中
読み方:めいめい の うち
意味
人間の知識や力では見通せない、暗く神秘的な領域・働きの中という意味。偶然とは思えない出会いや出来事を、目に見えない運命・天意などの導きによるものとして述べる際に用いる。
由来
中国の戦国時代末期、紀元前3世紀ごろに成立したとされる『韓非子』の「喩老」に見える語とされる。「冥冥」は暗くて見えないさま、人知れないさま、「之中」は「その中」の意。日本語では「之」を「の」、「中」を「うち」と訓読して「めいめいのうち」と読む。
備考
「冥冥のうち」「冥冥の中」とも書く。日常会話より文章語・やや文学的な表現で、運命、縁、天意、神秘的な導きなどを語る文脈で用いられる。
別表記
- 冥冥の中
- 冥冥のうち
補足
- 読みは一般に「めいめいのうち」であり、「めいめいのなか」とは通常読まない。
- 単に「知らない間に」という意味ではなく、本来は人知を超えた不可視・神秘的な働きや領域をいう。
例文
- 二人が幾度も偶然出会ったことに、彼女は冥冥之中の導きを感じた。
- 失われた手紙が重要な日に見つかったのは、冥冥之中の計らいのようにも思われた。
- 人生の転機を振り返ると、冥冥之中に何かの縁が働いていたように感じる。
分類
類義語
- 冥冥裏
- 神秘莫測
- 不可思議