八面張羅
読み方
はちめん ちょうら
意味
多くの方面にわたって、広く手を広げて活動すること。また、さまざまな仕事や関係にそつなく対応し、忙しく立ち回ることをいう。行動力や対応力を評価する意味にも、あれこれ手を出しすぎるという批判的な意味にも用いられる。
由来
「八面」は四方八方、すべての方面を表し、「張羅」は手配する・世話をする・取り計らうという意味である。この二語を合わせ、「あらゆる方面に手を配って活動する」意となった日本語の熟語である。中国語由来の語「張羅」を含むが、四字熟語としての成立時期・最初の用例は明確ではなく、近代以降に定着した表現とされる。
分類・構成
備考
褒め言葉としては「幅広く活躍する」、批判的には「手を広げすぎる」の意になる。「八方美人」は誰にでも愛想よく振る舞う意味であり、同義ではない。
誤用・混同注意
- 「八面長羅」は誤りで、正しくは「八面張羅」。
- 「八方美人」と同じく、単に全員に好かれようとする意味だと解するのは不正確。
例文
- 彼女は営業、人事、広報まで八面張羅の働きを見せ、会社を支えている。
- 新規事業を同時に進めるには、八面張羅で各部署を調整できる人材が必要だ。
- 何でも八面張羅に引き受けると、一つ一つの仕事がおろそかになりかねない。
類義語
- 縦横無尽
- 多芸多才
- 多方面に活躍する
- 八方に手を尽くす