光陰可惜
読み方:こういん かしゃく
意味
時の過ぎ去ることは惜しむべきであり、一瞬たりともむだにしてはならないという戒め。限りある時間を大切にし、学問や仕事などに励むべきだという意味で用いる。
由来
中国・南北朝時代の学者、顔之推(がんしすい)が著した家訓書『顔氏家訓』の「勉学」篇にある「光陰可惜、譬諸逝水(光陰は惜しむべく、たとえば逝く水のようなものである)」に基づく。『顔氏家訓』は6世紀後半(北斉から隋にかけて)に成立したとされ、過ぎ去る時間を水にたとえ、学問に励むよう説いた言葉である。
備考
文章語・訓戒的な表現で、学問、仕事、人生訓などの文脈で用いられる。「時が惜しい」という単なる感想ではなく、時間を有効に使うべきだという教えを表す。
誤用・混同注意
- 「可惜」を単に「残念」と解して「時間が残念だ」という意味にするのは不正確。時間をむだにせず大切にせよという戒めを表す。
例文
- 受験まで半年しかないので、光陰可惜の思いで毎日の復習を続けている。
- 校長は始業式の訓話で、「光陰可惜を忘れず、今日できることに取り組みなさい」と生徒に語った。
- 研究期間は限られている。光陰可惜を胸に、資料の整理を急いだ。
分類
類義語
対義語
- 光陰虚過