允文允武
読み方
いんぶん いんぶ
意味
学問・文芸・政治などに関わる「文」の能力と、武芸・軍事などに関わる「武」の能力の両方にすぐれていること。文武を兼ね備えた人物、特に為政者や指導者をほめていう語。
由来
中国最古の詩歌集『詩経』の「魯頌・泮水」にある「允文允武、昭假烈祖」に基づく。春秋時代、紀元前7世紀ごろの魯の僖公(在位:前659年〜前627年)をたたえる詩の一節で、「まことに文徳にも武徳にもすぐれている」という意味で用いられた。「允」は「まことに」の意。
分類・構成
備考
現代日本語では日常的にはあまり使われない漢文調・文章語である。一般的な表現では「文武両道」や「文武兼備」が自然。単に武力が強いだけでなく、知性や教養も備えることを表す。
例文
- 彼は歴史研究で業績を残す一方、武道の師範でもあり、まさに允文允武の人物である。
- 古代の君主には、学識だけでなく国を守る力も備えた允文允武の資質が求められた。
- 校史には、創立者を允文允武の教育者としてたたえる文章が残されている。
類義語
対義語
- 一無所長
- 無芸無才