兀兀淘淘
読み方:こつこつ とうとう
意味
一つの仕事や学問に心を集中させ、脇目も振らずに根気よく取り組むさま。自分の務めを静かに続け、たゆまず努力することをいう。多くは「兀兀淘淘と~する」「兀兀淘淘として~する」の形で用いる。
由来
中国の古典語に基づく表現で、南宋の朱熹の言行を弟子らが記録・編纂した朱子語類に見えるとされる。朱熹は1130~1200年の人で、朱子語類は13世紀後半、およそ1270年ごろに編纂された。「兀兀」と「淘淘」という畳語を重ね、ひたすら物事に取り組む意を表す。
備考
文章語・漢文調の硬い表現で、日常会話ではあまり用いない。「兀兀」は「骨骨」ではない。努力を継続する姿勢を、やや格調高く述べる際に使う。
誤用・混同注意
- 「兀兀」を「骨骨」と書くのは誤り。
- 「淘淘」を、別語である「滔滔」と混同しやすい。
例文
- 彼は流行に左右されず、兀兀淘淘と基礎研究を続けた。
- 若い職人は毎朝工房に入り、兀兀淘淘として技を磨いている。
- 締切が近づいても慌てず、兀兀淘淘と原稿を書き進めた。
分類
類義語
対義語
- 怠惰
- 遊惰放逸