倒履相迎
読み方:とうり そうげい
意味
履物を逆さまに履くほどあわてて、敬意を払うべき大切な客を迎えること。転じて、優れた人物や待ち望んでいた人を、非常に丁重かつ熱心に歓迎することをいう。
由来
後漢末(2世紀後半ごろ)、文人の蔡邕が、才能ある少年・王粲が訪ねて来たと聞き、履物を逆さに履くほど急いで出迎えたという故事に由来する。『三国志』魏書「王粲伝」の裴松之注が引く『魏氏春秋』に見える。
備考
目上の人が優れた人物・大切な客を熱心に迎える場面で用いる、やや文章語的な表現。「履」は履物のことで、急いで逆さに履くほどの歓迎ぶりを表す。
別表記
- 倒屣相迎
補足
- 「倒履」を「倒理」などと書かない。
- 履物を単に逆さに置く意味ではなく、急いで履き違えるほど熱心に出迎える意味である。
例文
- 社長は海外から来た第一人者を倒履相迎し、新規事業への助言を求めた。
- 町の人々は、故郷に戻った功労者を倒履相迎の勢いで歓迎した。
- 彼の才能を高く評価した教授は、研究室への参加を倒履相迎して勧めた。
分類
類義語
- 礼賢下士
- 掃榻以待
- 三顧の礼
対義語
- 冷遇
- 門前払い
- 傲慢無礼