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修証一等

読み方:しゅしょう いっとう

意味

禅宗、特に道元の教えで、修行(修)と悟り・証り(証)は別々の段階ではなく、本来一体であり等しいものだとする考え。悟りを得るための手段として修行するだけでなく、正しい修行そのものが悟りの現れであると捉える。

由来

鎌倉時代の曹洞宗の僧・道元が、1231年(寛喜3年)ごろに著した「弁道話」で説いた禅思想に基づく語である。道元は、修行の後に別個の悟りが得られるのではなく、坐禅の実践そのものが証悟を具えているとして、修と証は「一等」、すなわち等しく一体であると示した。

備考

主に曹洞宗の禅思想を説明する際に用いる仏教語である。一般的な会話で使う語ではない。「修行してから悟る」という単純な段階論を表す語ではない。

別表記

  • 修證一等

誤用・混同注意

  • 「修証一等」は、修行の後に悟りへ至るという二段階の意味ではない。修行と証悟が本来一体であるという禅思想を表す。

例文

  • 道元の修証一等という思想では、坐禅は悟りを得るためだけの手段ではない。
  • 修証一等の立場に立てば、日々の丁寧な修行そのものに仏道の完成が現れていると考えられる。
  • 師は、悟りを遠い目標にするのではなく、修証一等の心で今この瞬間の坐禅に向き合うよう説いた。

分類

類義語

この四字熟語に使われている漢字