修行得道
読み方:しゅぎょう とくどう
意味
仏道の修行を積み、その結果として悟りを得ること。「修行」は心身を鍛え教えを実践すること、「得道」は仏の道理を悟ることをいう。転じて、長い努力の末に真理や究極の境地に達する意でも用いられる。
由来
仏教語。「修行」は仏の教えに従って実践・鍛錬すること、「得道」は道、すなわち仏法の真理を得て悟ることを表す。中国で漢訳された仏典に見られる語句を背景とする表現で、特定の一書を出典とする故事成語ではない。漢訳仏典が成立・伝来したおおむね後漢から隋唐期(2~10世紀ごろ)以降に用いられてきたと考えられる。
備考
主に仏教・禅の文脈で用いる語で、日常会話ではやや硬い。比喩的に使う場合も、単なる技能の上達より、長期の鍛錬を経た精神的・本質的な到達を強調する。
誤用・混同注意
- 「修業得道」と書くのは一般的ではない。仏道の実践を表す場合は「修行得道」とする。
- 「得道」を単に世俗的な成功を得る意味に限定しない。基本的には仏法の真理を悟ることをいう。
例文
- 僧は山寺にこもり、長年の修行得道を志した。
- 師は、修行得道は知識を増やすだけではなく、日々の行いを正すことから始まると説いた。
- 彼は研究の道でも、試行錯誤を重ねて修行得道の境地に近づこうとしている。
分類
類義語
- 悟道
- 開悟
- 見性成仏
- 修行成仏