信心決定
読み方:しんじん けつじょう
意味
浄土真宗で、阿弥陀仏の本願を疑いなく信じ受け入れ、その救いによって浄土への往生が定まったとされること。単に信仰心が強いという意味ではなく、他力の救いを信受する心が確定するという専門的な教義語である。
由来
「信心」(仏の教え・本願を信じる心)と「決定」(疑いなく定まること)を結んだ仏教語である。特定の一書のみを唯一の出典とする故事成語ではなく、浄土教の経典・論書に基づく語法として形成された。日本では鎌倉時代(13世紀)、親鸞の教学を中心とする浄土真宗で重要な術語として定着した。
備考
主に浄土真宗で用いられる専門語で、日常語としてはあまり使わない。「強い信念を決めること」という一般的な意味ではなく、阿弥陀仏の救いを疑いなく受け取ることを指す。
誤用・混同注意
- 「しんしんけってい」と読まない。正しくは「しんじんけつじょう」。
- 一般語の「決定(けってい)」と同じ意味・読み方だと誤解しない。
例文
- 親鸞の教えでは、阿弥陀仏の本願を信受する信心決定が重視される。
- 法話を通して、信心決定は単なる強い決意とは異なることを学んだ。
- この文章は、念仏を称える者が信心決定に至る意義を説いている。
分類
類義語
- 信心獲得
- 安心決定
対義語
- 疑心
- 不信