付之一笑
読み方
ふし いっしょう意味
相手の非難・うわさ・失敗などを、わざわざ問題にせず、笑って取り合わないこと。気にかける価値がないものとして軽く受け流す、という意味で用いる。由来
中国の古典に見られる漢語「付之一笑」に由来する。「之」は前に述べた事柄を指し、「それを一笑に付す」、つまり笑って処理し、相手にしないという意味である。南宋の詩人・陸游の随筆『老学庵筆記』(12世紀後半〜13世紀初めごろ)などに用例があるとされる。備考
やや硬い文章語で、「一笑に付す」とほぼ同じ意味。軽い批判や挑発には使えるが、深刻な悩みや被害を「付之一笑」とすると、相手を軽視する響きになりうる。例文
- 根拠のないうわさだったので、彼は付之一笑して仕事を続けた。
- 相手の挑発を付之一笑に付し、感情的な言い争いを避けた。
- 小さな失敗をいつまでも責めるのではなく、付之一笑して次の改善策を考えよう。
類義語
- 一笑に付す
- 笑って済ます
- 取り合わない
- 歯牙にもかけない
対義語
- 真剣に受け止める
- 重く受け止める
- 深刻に取り合う