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仏恩報謝

読み方:ぶっとんほうしゃ

意味

仏から受けた深い慈悲や救いの恩に感謝し、その恩に報いること。特に浄土真宗では、阿弥陀仏に救われた喜びと感謝を、念仏や日常の生き方に表すことをいう。救いを得るための条件として善行を積むという意味ではない。

由来

仏教語。「仏恩」は仏、とりわけ浄土真宗でいう阿弥陀仏の慈悲・救済の恩、「報謝」は恩に報い感謝を表す意である。鎌倉時代の1224年ごろ、親鸞が著した『教行信証』所収の「正信念仏偈」にある「報謝仏恩深(仏恩の深きを報謝す)」に基づく表現とされ、のちに「仏恩報謝」の形でも定着した。

備考

主に浄土真宗で重視される語である。念仏は救いを得るための手段ではなく、すでに受けた阿弥陀仏の恩への感謝の表現と捉えられることが多い。

別表記

  • 佛恩報謝

補足

  • 「報恩」と混同して「仏恩報恩」とするのは一般的な定着形ではない。
  • 浄土真宗の文脈で、救いを得るために功徳を積む行為だと解するのは不正確である。

例文

  • 日々の念仏を、阿弥陀仏への仏恩報謝の行いとして大切にしている。
  • 住職は法話で、仏恩報謝の心をもって周囲の人に接することの大切さを説いた。
  • 彼女は救われた喜びを仏恩報謝として、地域での奉仕活動に生かしている。

分類

類義語

対義語

この四字熟語に使われている漢字