事事物物
読み方:じじ ぶつぶつ
意味
一つ一つの事柄と物、または世の中にあるあらゆる物事をいう語。「事事」は個々の事柄、「物物」は個々の物を表す。細部にわたるすべての事物に目を向ける、という文脈で用いられる。
由来
中国・宋代(12~13世紀)の朱子学に見られる、「事事物物に理がある」という考え方に基づく語とされる。朱熹(1130~1200)らの語録をまとめた『朱子語類』などで、個々の事柄・物にはそれぞれ理があるという文脈で用いられ、日本にも漢文・儒学の語として伝わった。
備考
文章語・やや古風な表現で、日常会話では「あらゆる物事」「一つ一つの事柄と物」などと言い換えることが多い。「事々物々」と踊り字で表記することもある。
別表記
- 事々物々
例文
- 研究者は事事物物を丹念に観察し、仮説を検証した。
- 制度を改めるには、事事物物に目を配るだけでなく、全体の方針を定める必要がある。
- 旅先では、事事物物が新鮮に映り、日常では気づかない発見があった。
分類
類義語
- 万事万物
- 諸事万端
- 森羅万象