並駕斉駆
読み方:へいが せいく
意味
車を並べ、馬をそろえて同じ速さで走ること。転じて、二者が力量・地位・業績・進み具合などにおいてほぼ同等であり、優劣がつけがたいことをいう。
由来
後漢の張衡(78年頃〜139年頃)が都の繁栄を描いた「西京賦」にある「並駕斉駆、千乗万騎」に基づく。これは多くの車馬が並んで、足並みをそろえて走る情景を表した語である。「西京賦」は6世紀前半、梁の昭明太子が編んだ「文選」に収録され、後に実力が並ぶことのたとえとして定着した。
備考
文章語的で、日常会話では「互角」「伯仲」などのほうが一般的。協力して進む意味ではなく、主に二者の実力や勢いに優劣がないことを表す。
別表記
- 並駕齊驅
誤用・混同注意
- 単に「同じ方向へ進む」ことや「協力して進む」ことを指す語ではなく、二者の実力・勢いなどが互角であることをいう。
- 「並駕齊驅」は旧字体を用いた表記であり、誤記ではない。
例文
- 次世代電池の開発では、両社は並駕斉駆の状態にあり、どちらが先行しているとは言い切れない。
- 決勝では二人の選手が並駕斉駆で走り、最後まで勝敗の行方が分からなかった。
- この分野では新興企業も大手企業と並駕斉駆の成果を上げている。
分類
類義語
- 伯仲
- 不分伯仲
- 互角
- 実力伯仲
対義語
- 雲泥之差
- 後塵を拝する
- 独走