世風日下
読み方:せふう じっか
意味
世の中の風俗・道徳・人々の気風が、日ごとに乱れ、悪くなっていくこと。「世風」は社会一般の風俗や気風、「日下」は日ごとに衰え下がる意である。
由来
「世風(世の中の風俗・気風)」に、「日下(日ごとに下がる・衰えること)」を結び付けた漢語的表現である。中国の近代以降に用例が見られ、日本語にも漢語として定着したと考えられる。ただし、古典における単一の初出典や厳密な成立年は明確ではない。
備考
「世風」は世の中の風俗・道徳的な気風をいう。「日下」はこの語では「じっか」と読む。社会全体への悲観的・批判的な評価を含むため、安易な一般化にならないよう注意して用いる。
誤用・混同注意
- 「世風日下」を「せふうにっか」と読まない。慣用読みは「せふうじっか」。
例文
- 評論家は、暴力的な言動が目立つ状況を世風日下の表れだと論じた。
- 一部の事件だけを根拠に、社会全体を世風日下だと決めつけるべきではない。
- 世風日下を憂える声がある一方で、地域での助け合いの活動も広がっている。
分類
類義語
- 人心荒廃
- 道徳頽廃
- 風紀紊乱
- 世道日衰