上行下効
読み方:じょうこう かこう
意味
地位や立場が上の人の言動を、下の人が手本としてまねること。特に、為政者・上司・組織の指導者の態度や行為が、部下や民衆の行動、組織全体の風紀に大きな影響を及ぼすという意味で用いる。よい行いにも悪い行いにも使える。
由来
中国後漢期、1世紀後半から2世紀初頭にかけて班固らが編んだ歴史書『漢書』に由来する。上位にいる者の行いが下位の者に模倣され、その影響が広がるという趣旨を四字で表した語である。「効」は「ならう・まねる」の意。
備考
褒義にも批判的な意味にも使う。現代では、組織のトップの振る舞いが部下に与える影響を述べる際に用いる。「上意下達」のように、上から下へ命令を伝える意味ではない。
別表記
- 上行下效
補足
- 「上行下行」と書くのは別の語であり、本語の表記ではない。
- 上から下へ命令を伝える意の「上意下達」と混同しない。
例文
- 経営陣が法令遵守を徹底すれば、上行下効で現場にも規範意識が浸透する。
- 校長が毎朝自ら挨拶を続ける姿は、上行下効のよい例となり、生徒や教職員にも広がった。
- 管理職が不正な経費処理を黙認すれば、上行下効で部下までそれを当然視しかねない。
分類
類義語
対義語
- 下剋上