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三教一致

読み方:さんきょう いっち

意味

儒教・仏教・道教の三つの教えは、表面的な教義や方法は異なっていても、根本の真理や人を善く導こうとする目的は一致している、という考え方。日本では文脈により、神道・儒教・仏教の三教を指すこともある。

由来

中国で儒教・仏教・道教が相互に影響し合う中で生まれた、三つの教えの根本は通じるとする思想である。特定の一書の故事に由来する四字熟語ではなく、宋代(10~13世紀)以降に三教融合の思想として広まり、明代(14~17世紀)には「三教一致」「三教合一」の考えが広く説かれた。日本にも伝わり、神道・儒教・仏教の調和をいう場合もある。

備考

本来の「三教」は中国の儒教・仏教・道教を指す。日本では神道を含めて用いることもあるため、何を三教とするかは文脈で確認する。現代では宗教間の完全な同一性を意味する語ではない。

誤用・混同注意

  • 「三教」は通常、儒教・仏教・道教を指す。日本の文脈で神道を含める用法もあるが、常に神道・儒教・仏教を指すわけではない。
  • 三つの宗教の教義がすべて同じであるという意味ではなく、根本的な目的・真理が通じるとする思想をいう。

例文

  • 江戸時代には、神道・儒教・仏教の調和を説く三教一致の思想も見られた。
  • この講演では、儒教・仏教・道教に共通する倫理を三教一致の観点から解説している。
  • 宗教間の違いを認めつつ、互いに学び合う姿勢は三教一致の考え方に通じる。

分類

類義語

この四字熟語に使われている漢字