三平二満
読み方:さんぺい じまん
意味
平凡で特に変わったことのない、安定した暮らしに満足して過ごすこと。大きな名誉やぜいたくを求めず、日々の生活が無事に足りていることをよしとする態度をいう。
由来
中国・北宋期(11世紀後半〜12世紀初頭)の黄庭堅(1045〜1105)による「四休居士詩序」に、「三平二満過即休(さんぺいじまん、すぎればすなわちやすむ)」として見える。粗茶淡飯やつぎはぎの衣服でも、平凡で満ち足りた生活ならそれでよい、という「足るを知る」思想を表した語である。
備考
日常会話では比較的まれで、文章語・教養語として用いられる。単に「平凡」の意ではなく、欲を張らず、ありふれた暮らしに満足するという肯定的な含みがある。
別表記
- 三平二滿
補足
- 「三平自慢」は誤り。後半は自慢ではなく「二満」と書く。
- 物の数や形を字面どおりに表す語ではなく、平凡で満ち足りた暮らしをいう。
例文
- 退職後は、三平二満の暮らしこそ自分に合うと感じている。
- 派手さはないが、家族と食卓を囲む三平二満の日々に幸福を見いだした。
- 彼は出世競争から距離を置き、三平二満で足るという生き方を選んだ。