万世師表
読み方:ばんせい しひょう
意味
いつの時代にも人々が師として仰ぎ、人格・学問・行いの模範とすべき、非常にすぐれた人物をいう。「師表」は師として見習うべき手本の意。特に孔子をたたえる語として用いられるが、現代では広く、後世まで尊敬される教育者・指導者・人格者にも用いる。
由来
中国の正史『三国志』魏書・文帝紀に見える語。魏の文帝(曹丕)の時代、3世紀前半の文脈で、孔子を永く人々が学ぶべき模範としてたたえた表現に由来する。「万世」は永遠に続く多くの時代、「師表」は師として仰ぐ手本を意味する。
備考
きわめて敬意の強い雅語・文章語であり、日常的な軽い褒め言葉にはあまり用いない。孔子を指して使う例が代表的で、「万世の師表」と助詞を入れる形も広く用いられる。
補足
- 「まんせいしひょう」ではなく、「ばんせいしひょう」と読む。
- 「師標」とは書かず、「師表」と書く。
例文
- 孔子は、学問と人格を兼ね備えた万世師表として、現在まで世界中で尊敬されている。
- その教師は、厳しさの中にも深い愛情があり、卒業生たちにとって万世師表のような存在だった。
- 卓越した業績だけでなく高潔な生き方によって、彼女は後進の万世師表となった。
分類
類義語
- 後世の亀鑑
- 人倫の師表
- 一世の師表
対義語
- 反面教師
- 悪しき手本