七難消滅
読み方:しちなん しょうめつ
意味
仏の力や信仰によって、身の上や国に降りかかる七種の大きな災難が消え去ること。転じて、病気・災害・盗難など、さまざまな厄災を免れ、平安に暮らせるよう祈ることをいう。
由来
仏教でいう「七難」、すなわち国や人々を苦しめる七種の災いに由来する。七難の内容には経典により異同があるが、日月の異変、火災、水害、強風、干ばつ、盗賊・外敵などが挙げられる。とくに中国で成立・伝来した『仁王経』の護国思想と結び付き、日本では奈良時代(8世紀)以降、国家や民衆の安泰を祈る語として広まった。「七難即滅」ともいう。
備考
宗教的な祈願や護符、寺社の祭礼などで用いられる語で、日常会話で災難がなくなる意味に軽く使うことは多くない。「七福即生」と対にして用いられることがある。
誤用・混同注意
- 「なななんしょうめつ」と読むのは誤りで、標準的な読みは「しちなんしょうめつ」。
- 「七難即滅」は近い意味の仏教語だが、「七難消滅」とは字面の異なる別表現。
例文
- 寺で家族の健康と七難消滅を祈願した。
- 正月には、七難消滅・七福即生を願うお札を受ける人が多い。
- 地域の祭礼では、七難消滅を祈って神仏に供物が捧げられた。
分類
類義語
- 七難即滅
- 消災招福
- 災難消除
対義語
- 七福即生