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一陰一陽

読み方:いちいん いちよう

意味

陰と陽という相反する二つの性質が、交互に働きながら万物の変化や調和を生み出すという考え。また、そのように相反するものが対になって成り立つことをいう。陰は暗さ・静けさ・受動性、陽は明るさ・活動性・能動性などを象徴する。

由来

中国古典の「易経」繋辞上伝にある「一陰一陽之謂道(一陰一陽、これを道という)」に基づく。成立時期は明確ではないが、戦国時代から前漢期(紀元前4世紀~紀元前2世紀ごろ)にかけて形成された易学思想を背景とする。陰と陽の交替・相補によって、天地万物の変化の法則を説明した言葉である。

備考

本来は易学・陰陽思想の語であり、陰と陽を善悪や優劣として単純に分ける考えではない。対立する二面が補い合い、循環・変化することを表す。単独で日常的に用いるより、「一陰一陽の理」の形で使われることが多い。

誤用・混同注意

  • 「陰」と「陽」を善悪・優劣の対立とだけ解釈するのは不正確で、相補的に働く二面を表す。
  • 「一陰一陽」は「一つの陰と一つの陽が固定して存在する」という意味ではなく、陰陽が交替・循環する原理をいう。

例文

  • 昼と夜が交替する自然の姿は、一陰一陽の理を感じさせる。
  • 組織運営でも、積極策だけでなく慎重策を組み合わせる一陰一陽の視点が必要だ。
  • 相反する意見を排除せず、一陰一陽として生かすことで、よりよい結論に至った。

分類

類義語

この四字熟語に使われている漢字