一酬一酢
読み方
いっしゅう いっそ
意味
酒席で、互いに酒を勧め合い、返杯し合うこと。転じて、人と人とが親しく応対し、やり取りをすることもいう。「酬」は酒を勧める・報いること、「酢」はそれに応じて返杯することを表す。
由来
中国の古い酒礼に由来する語。「酬」と「酢」は、主人と客が酒を勧め合い、返杯する儀礼上の行為を表した。それぞれを一度ずつ行う意から「一酬一酢」となり、日本には漢籍・漢語を通じて伝わったとされる。個別の初出文献や正確な成立年は定説がない。
備考
主に酒席での互いの返杯・歓待を表すやや古風な語。現代では「酬酢する」「杯を交わす」のほうが一般的である。単に酒を飲む意味ではなく、相互のやり取りを含む。
例文
- 祝宴では両家の代表が一酬一酢し、和やかに親睦を深めた。
- 宴席で上司と部下が一酬一酢するうちに、会場の緊張は次第にほぐれた。
- 会談後の晩餐では、各国の代表が杯を交わして一酬一酢する姿が見られた。
類義語
- 酬酢
- 相酌
- 杯を交わす
- 交歓
対義語
- 一方的
- 独酌