一語千金
読み方
いちご せんきん
意味
一つの言葉が千金に値するほど、非常に価値が高いこと。含蓄に富み、人を深く感動・納得させる優れた言葉、または優れた詩文をいう。
由来
原形となる故事は、前漢の司馬遷が紀元前1世紀ごろに著した『史記』の「呂不韋列伝」にある。呂不韋が『呂氏春秋』を公表した際、内容に一字でも加減をできた者には千金を与えると掲げたという故事から「一字千金」が生まれた。「一語千金」はこれに関連し、一つの言葉の価値の高さを表す語として定着した。なお、「一語千金」そのものの直接の初出時期は明確ではない。
分類・構成
備考
日常会話よりも、文章語・褒め言葉として用いられることが多い語である。「一字千金」とは近い意味だが、「一字千金」は特に文章の一字一句の価値を強調する。
誤用・混同注意
- 「一語千金」を『一語で千金を得ること』という意味に解するのは誤り。千金に値するほど言葉に価値があるという意味。
- 類義語の「一字千金」と混同しやすいが、「一字千金」は文章の一字一句の価値を強調する表現である。
例文
- 長年の経験から出た師の助言は、まさに一語千金だった。
- 会議では発言の量よりも、問題の核心を突く一語千金の意見が求められる。
- その評論には一語千金の表現が多く、短い文章ながら強い印象を残した。
類義語
- 一字千金
- 金言玉句
- 字字珠璣
対義語
- 一文不値
- 無価値