一相情願
読み方:いっそうじょうがん
意味
一方だけが相手を恋い慕い、相手には同じ気持ちがないこと。互いに愛し合う「相思相愛」とは反対の、片思いの状態をいう。
由来
「一相」は「一方・片方だけ」、「情願」は相手を慕い願う心を表す語で、それらを組み合わせた表現である。日本で成立・定着した四字熟語とされ、特定の中国古典を典拠とする故事成語ではない。正確な成立年代は不明である。
備考
主に恋愛について用いる語で、やや硬く古風な響きがある。日常会話では「片思い」と言うほうが一般的である。
誤用・混同注意
- 「一層情願」と書かない。正しくは「一相情願」。
- 「いっしょうじょうがん」ではなく、通常は「いっそうじょうがん」と読む。
- 相手も同じ気持ちである「相思相愛」の意味と取り違えない。
例文
- 彼の思いは一相情願にすぎず、相手はその気持ちに気づいていなかった。
- 一相情願の恋だと分かっていても、彼女を忘れることができない。
- 恋愛は一相情願で終わる場合もあるため、相手の意思を尊重することが大切だ。
分類
類義語
- 片思い
- 片恋
- 一方的な恋愛
対義語
- 相思相愛
- 両情相悦