一望無涯
読み方:いちぼう むがい
意味
一目で見渡せる範囲が、果てしなく広がっていること。「涯」は果て・境界の意で、海・平原・砂漠・雲海などが見渡す限り続く、非常に広大な景色を表す。
由来
中国南朝宋の歴史書『宋書』に見える表現に基づくとされる。「一望」は一目で見渡すこと、「無涯」は果てや境界がないことを意味する。『宋書』は南朝斉の沈約が5世紀末ごろに編纂した史書であり、この語は中国の漢文表現として日本にも伝わった。
備考
主に海・平原・砂漠・雪原など、視界を遮るもののない広大な景観に用いる、やや文語的な表現である。「無涯」は単に広いだけでなく、果てが見えないほどの広がりを強調する。
例文
- 山頂からは、一望無涯の雲海が眼下に広がっていた。
- 列車の窓の外には、一望無涯の麦畑が続いている。
- 砂漠に入ると、どこを見ても一望無涯で、方角を見失いそうになった。
分類
類義語
対義語
- 狭隘
- 狭小