一寸丹心
読み方
いっすん たんしん
意味
わずかではあっても偽りのない真心、特に国・主君・恩人などに尽くそうとする誠実で忠義な心をいう。「丹心」は、赤く純粋な心、または忠誠心の意。
由来
中国・明代(15世紀)の政治家・詩人である于謙(うけん、1398~1457)の詩「立春日感懐」にある「一寸丹心図報国、両行清涙為思親(一寸の丹心、国に報いんことを図り、両行の清涙、親を思うがため)」に基づくとされる。ここから、誠実な忠誠心・真心の意で用いられるようになった。
備考
日常会話ではあまり多用されず、文章語・格調高い表現として使われる。「一寸」は「ほんのわずか」、「丹心」は赤心・忠誠心の意である。国家や主君への忠義に限らず、誠実な真心一般にも用いる。
例文
- 彼は一寸丹心を胸に、長年にわたって地域の復興に尽力した。
- 国の将来を案じて行動する彼女の姿には、一寸丹心が表れている。
- 恩師への一寸丹心から、卒業後も研究を続けて成果を報告した。
類義語
対義語
- 二心
- 背信忘義
- 不忠不義