一家眷族
読み方:いっか けんぞく
意味
一家の家族・親族、すなわち同じ家系・家門に属する人々全体をいう語。「眷族」は身内や親類を意味し、文脈によっては、その家と密接な関係をもつ従者・関係者まで含めていうことがある。
由来
「一家(ひとつの家・家門)」と「眷族(身内・親族)」を組み合わせた漢語的な表現である。「眷」は身内を気にかける、「族」は同じ血縁・集団に属する者を表す。特定の中国古典や故事を直接の典拠とする四字熟語ではなく、成立した正確な時期・年代は明らかでない。なお、「眷属」は仏教語としても用いられ、近親者や従う者を指す。
備考
やや文語的・改まった語で、日常会話では「家族や親族」「一家一族」などと言うことが多い。「一家眷属」と表記されることもある。
別表記
- 一家眷属
誤用・混同注意
- 「眷族」を「家族」だけの意味に限定し、親族・一門まで含みうる点を見落とすことがある。
- 「眷属」は同義の表記として用いられることがあるため、単純な誤字とは限らない。
例文
- 祝いの席には一家眷族が集まり、祖父の米寿をにぎやかに祝った。
- 火災の知らせを受け、彼はまず一家眷族の安否を確かめた。
- 戦乱を逃れるため、その武将は一家眷族を連れて都を離れた。
分類
類義語
- 一家一族
- 一家一門
- 一門眷属
- 一族郎党