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一字千秋

読み方:いちじ せんしゅう

意味

一つの字、またはごく短い言葉が非常に優れていて、千年もの長い年月を経ても後世に伝わり、評価され続けること。主に、簡潔で含蓄に富む詩文・文章・書などをほめていう。

由来

明代後期(16世紀後半)の中国の文芸評論家・胡応麟(こおうりん)の詩論書『詩藪』内編に基づく語とされる。「一字」は詩文中の一文字、「千秋」は千年・永い歳月を表し、わずかな一字にも後世まで残る価値があり得るという趣旨から生まれた。

備考

詩文・書・碑文など、言葉を厳選する場面で用いる硬い表現。似た「一字千金」は一字が非常に貴重であることをいい、「千年後まで残る」という意味合いは「一字千秋」のほうが強い。

誤用・混同注意

  • 「一字千金」と混同し、「一字が千金の価値を持つこと」の意味だけで用いるのは不正確。
  • 「千秋」は人名のように「ちあき」とは読まず、この語では「せんしゅう」と読む。

例文

  • 作者は一字千秋を期して、詩の結びに置く一文字を何度も推敲した。
  • この碑文は短いながらも一字千秋の趣があり、読む人の心に長く残る。
  • 後世へ伝える理念文だからこそ、一字千秋の思いで表現を選びたい。

分類

類義語

この四字熟語に使われている漢字