一切合財
読み方:いっさい がっさい
意味
残らずすべて、全部という意味。「一切」と「合財」を重ねて、何ひとつ例外なく全体に及ぶことを強く表す。物・金銭・事情・責任など、幅広い対象について用いる。
由来
仏教語で「あらゆるもの・すべて」を意味する「一切」に、「残らず」を表す「合切(がっさい)」を重ねて強調した日本語の表現である。「合財」は「合切」と同じく用いられる表記。成立した正確な年代や、特定の一書に由来する故事は明らかでないが、近世以降に一般化したとされる。
備考
「一切合切」とも書く。ややくだけた、強調の強い言い方であり、日常会話・文章の両方で使われる。「合財」を金銭や財産だけの意味に限定しない。
別表記
- 一切合切
誤用・混同注意
- 「一切合財」は「いっさいごうざい」ではなく「いっさいがっさい」と読む。
- 「合財」から金銭・財産だけを指す語だと誤解しない。
- 「一切合切」と「一切合財」はどちらも認められる表記である。
例文
- 引っ越しを機に、長年ため込んだ荷物を一切合財処分した。
- その件については、事情を一切合財説明してほしい。
- 火事で家財道具を一切合財失ってしまった。
分類
類義語
- 一切
- 全部
- ことごとく
- 悉皆
- 残らず