一世之雄
読み方
いっせい の ゆう
意味
その時代に並ぶ者がいないほど、才能・武勇・器量に優れた英雄や豪傑をいう言葉。「一世」は一つの時代、「雄」は英雄・豪傑の意である。歴史上の傑出した人物を、敬意を込めて評する際に用いる。
由来
中国・北宋の文人である蘇軾(そしょく、1037~1101)の散文「前赤壁賦(ぜんせきへきふ)」にある「固一世之雄也、而今安在哉(まことに一世の雄なり、しかるに今いずくにか在る)」に由来する。作品は元豊5年(1082年)ごろに作られ、魏の武将・曹操を「一世之雄」と評した表現である。
備考
主に歴史上の英雄、武将、政治家などを高く評価する硬い表現である。日常会話ではやや大げさに響くことがある。「一世の雄」と仮名交じりで書くことも多い。
例文
- 彼は乱世を治めた一世之雄として、今なお多くの人々に語り継がれている。
- その政治家は卓越した決断力を示し、一世之雄と称された。
- 伝記を読むと、彼が単なる武将ではなく、一世之雄と呼ぶにふさわしい人物だったことが分かる。
類義語
- 一代の英傑
- 当代の英雄
- 一世の英傑
- 時代の寵児
対義語
- 無名小卒
- 凡庸無才