貧乏に追いつく神なし
読み方
びんぼう に おいつく かみ なし意味
いったん貧乏に陥ると、神仏の助けさえ及ばないほど抜け出すのが難しいということ。貧困の勢い・苦しさを強く言い表し、困窮する前に備えたり、浪費を戒めたりするときにも用いられる。由来
正確な初出・成立年は不詳。近世、特に江戸時代以降の俗諺とみられる。「貧乏」を、神仏の救いも追いつけないほど勢いのあるものとして擬人化・誇張した表現で、貧乏をもたらすとされた「貧乏神」の民間信仰とも響き合う。備考
やや古風で教訓的な言い方。実際の貧困を責める表現にも聞こえ得るため、他人の困窮に対して使う場合は配慮が必要。例文
- 無計画に借金を重ねれば、貧乏に追いつく神なしで、誰も助けられなくなる。
- 収入が絶たれ家賃も払えず、まさに貧乏に追いつく神なしという状況だ。
- 彼は浪費をやめず、「貧乏に追いつく神なしだよ」と友人に諭された。
- 不況で仕事を失った人々の苦境を見て、祖母は貧乏に追いつく神なしとつぶやいた。
- 困る前に備えなさい。貧乏に追いつく神なしというから、少しずつでも貯金は大切だ。
類義語
- 貧すれば鈍する
- 貧乏暇なし
- 貧は諸道の妨げ
対義語
- 稼ぐに追いつく貧乏なし
- 働く者は食うに困らず