負うた子に髪結うてもらう
読み方
おうた こ に かみ ゆうて もらう意味
自分が世話をしている相手、または未熟だと思っていた相手から、思いがけず助けを受けること。特に、親や年長者が子ども・若者・目下の者に助けられ、立場が逆転するような場面をいう。由来
正確な成立年・初出は不明。背中に負った幼い子が、負っている大人の髪を結って助けるという、昔の生活習俗に基づくたとえ。髪結いが日常的な身だしなみであった近世以前からの庶民的表現と考えられる。備考
古風でやや文学的な表現。日常会話では類義の「負うた子に教えられて浅瀬を渡る」の方が知られることもある。相手を見下す響きが出ないよう注意。例文
- スマホの設定で困っていたら小学生の息子が直してくれた。まさに負うた子に髪結うてもらうだ。
- 新人だと思っていた彼女の提案で商談がまとまり、負うた子に髪結うてもらう思いがした。
- 長年教えてきた弟子に、今度はこちらが研究の助言を受けるとは、負うた子に髪結うてもらうものだ。
- 父は退職後の手続きを娘に手伝ってもらい、負うた子に髪結うてもらうとはこのことだと笑った。
- 若い社員に新しいツールの使い方を教わり、部長は負うた子に髪結うてもらう気分になった。
類義語
- 負うた子に教えられて浅瀬を渡る
- 子に教えられる
- 老いては子に従え
- 亀の甲より年の功に頼らぬこともある
対義語
- 恩を仇で返す
- 飼い犬に手を噛まれる
- 親の心子知らず