諦めは心の養生
読み方
あきらめ は こころ の ようじょう意味
どうにもならないことをいつまでも思い悩むより、きっぱり諦めて受け入れるほうが精神の健康によい、という意味。失敗・損失・別れなどを悔やみ続ける心を休ませ、前へ進むための知恵を表す。由来
正確な作者・初出年は不詳。「養生」は本来、病気を防ぎ健康を保つことをいう語で、古くから漢籍や日本の医書・養生訓で用いられた。その考えを心に転じ、諦めることを精神の保養にたとえた表現。近世以降の通俗的な教訓・ことわざとして広まったと考えられる。備考
単なる逃避を勧める語ではなく、手を尽くしても変えられない事柄を受け入れる知恵をいう。努力すべき場面で使うと消極的に響くことがある。例文
- 受験に落ちたのは残念だが、諦めは心の養生だと思って次の道を探そう。
- なくした財布のことを一日中悔やんでいても戻らない。諦めは心の養生だよ。
- 長年続けた企画が中止になったとき、彼女は諦めは心の養生と言って気持ちを切り替えた。
- あの人との縁がなかったのなら、諦めは心の養生として自分を責めないほうがいい。
- 株で損をした悔しさはあるが、諦めは心の養生と考えて、原因だけ分析して忘れることにした。
類義語
- 諦めが肝心
- 諦めも肝心
- 思い切りが肝心
- 済んだことは水に流す
- 覆水盆に返らず
対義語
- 七転び八起き
- 雨垂れ石を穿つ
- 継続は力なり
- 石にかじりついても
- 初志貫徹