親孝行と火の用心は灰にならぬ前
読み方
おやこうこう と ひ の ようじん は はい に ならぬ まえ意味
親孝行は親が亡くなってからではできず、火の用心も家が焼けて灰になってからでは遅い。大切なことは、取り返しがつかなくなる前に、思い立った時点で実行しなければならないという戒め。由来
正確な初出・成立年は不詳。江戸時代には町火消や夜回りなど火災予防の意識が高く、また儒教的な孝行観も広まっていたため、親孝行と火の用心を並べて「事が済んでからでは遅い」と説く俗諺として定着したと考えられる。備考
やや古風で教訓的な言い方。親への感謝や防災に限らず、「後では取り返しがつかないことは早めにせよ」という意味で使える。例文
- 母が元気なうちに旅行へ連れて行こう。親孝行と火の用心は灰にならぬ前だ。
- 父に感謝を伝えるのを先延ばしにしてはいけない。親孝行と火の用心は灰にならぬ前というだろう。
- 祖母の見舞いを迷っているなら、今日行ったほうがいい。親孝行と火の用心は灰にならぬ前だ。
- 防災点検も家族への気遣いも、問題が起きてからでは遅い。まさに親孝行と火の用心は灰にならぬ前である。
- 忙しいと言い訳せず、両親に電話をした。親孝行と火の用心は灰にならぬ前だと思ったからだ。
類義語
- 孝行のしたい時分に親はなし
- 後悔先に立たず
- 転ばぬ先の杖
- 備えあれば憂いなし
- 火事と喧嘩は江戸の花