見るは法楽
読み方
みる は ほうらく意味
珍しいもの、美しいもの、立派なものなどは、ただ見ているだけでも楽しく、心が満たされるということ。買ったり参加したりしなくても、見物すること自体に価値や楽しみがある、という意味で使う。由来
正確な成立年は不明。「法楽」はもとは仏教語で、仏法を聞いたり味わったりする喜び、また神仏に芸能などを奉納して楽しませることを指した。そこから、見物することの楽しさをたとえる表現となり、近世、特に江戸時代ごろの見世物・芝居・祭礼などを楽しむ庶民文化の中で広まったと考えられる。備考
やや古風な言い回しで、日常会話では「見るだけでも楽しい」「目の保養」に言い換えられることが多い。宗教的意味より、見物の楽しさを表す用法が中心。例文
- 高価な骨董品は買えないが、展示会で眺めるだけでも見るは法楽だ。
- 祭りの山車が町を進む様子は、まさに見るは法楽で、時間を忘れて見入ってしまった。
- ブランド店に入っても何も買わないけれど、きれいな品物を見るは法楽だと思って楽しんでいる。
- 庭園の紅葉は入場料以上の美しさで、見るは法楽とはこのことだ。
- 友人の豪華な料理写真を見ているだけでも、見るは法楽で少し幸せな気分になる。
類義語
- 目の保養
- 目の正月
- 百聞は一見に如かず
対義語
- 見ぬが花
- 見ぬが仏