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裸で物を落とした例なし

読み方

はだかで ものを おとした ためし なし

意味

何も持っていない人は、落としたり失ったりする物がないので損をしない、という意味。財産や地位、余計なしがらみを持たない者は、失う心配がなく身軽でいられることをたとえる。

由来

正確な成立時期や初出は不明。衣服も持たない「裸」の状態では、所持品を落とすこともないという日常的な観察から生まれたたとえで、江戸期以降の口承的なことわざとして広まったと考えられる。

備考

「例」は「ためし」と読む。貧しさを肯定的に言う場合もあるが、相手の境遇に使うと無神経に聞こえることがある。

例文

  • 全財産を失ったと思ったが、裸で物を落とした例なし、ここからまた始めればいい。
  • 会社を辞めて不安もあるが、守る肩書きもない。裸で物を落とした例なしという気持ちで挑戦する。
  • 彼は借金も財産もないから、裸で物を落とした例なしと笑って旅に出た。
  • 大きな投資をしていない分、失敗しても痛手は少ない。裸で物を落とした例なしだ。
  • 若いうちは失うものが少ない。裸で物を落とした例なしと思って、思い切って海外へ行ってみたらどうか。

類義語

  • 失う物のない者は強い
  • 無一物
  • 裸一貫
  • 身軽が一番

対義語

  • 持てる者は失うもの多し

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