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衣ばかりで和尚はできぬ

読み方

ころも ばかりで おしょう は できぬ

意味

僧侶の衣を着ただけでは立派な和尚にはなれないことから、外見や肩書き、道具立てだけを整えても、実力・人格・経験などの中身が伴わなければ、その役目を果たせないという意味。見かけより実質が大切だという戒め。

由来

僧侶が身に着ける「衣」と、寺をまとめる徳や学識を備えた「和尚」とを対比した言い方。外形だけでは僧としての修行や人格は備わらないという仏教社会の感覚から生まれたと考えられる。正確な成立年は不明だが、江戸期のことわざ集にも見られる類の表現。

備考

やや古風な言い回し。「和尚」は仏教語だが、宗教に限らず、外見・肩書きと実力の不一致を批判する場面で使う。

例文

  • 高価なスーツを着ても、商談の準備をしていなければ衣ばかりで和尚はできぬだ。
  • 肩書きが部長になっただけで部下を導けるわけではない。衣ばかりで和尚はできぬというものだ。
  • 最新の調理器具をそろえても、練習しなければ料理人にはなれない。衣ばかりで和尚はできぬ。
  • 立派な研究室を用意しても、地道な観察と分析がなければ成果は出ない。まさに衣ばかりで和尚はできぬだ。
  • 彼は専門用語を並べるが、内容を理解していない。衣ばかりで和尚はできぬとはこのことだ。

類義語

  • 仏作って魂入れず
  • 形ばかりでは役に立たぬ
  • 名ばかり
  • 看板倒れ
  • 羊頭狗肉

対義語

  • 馬子にも衣装
  • 衣装は人を作る

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