蟻の思いも天に届く
読み方
あり の おもい も てん に とどく意味
どんなに小さく力の弱い者の願いや思いであっても、真心をこめて強く願い続ければ、天に通じて実現することがあるという意味。微力な者の切実な願いや、ひたむきな努力を励ますときに用いる。由来
蟻は非常に小さく非力なものの象徴であり、その蟻の思いでさえ天に届くほど、誠実で強い願いには力があるというたとえ。特定の出典や初出年は不詳だが、近世以降の日本で広まった俗諺とされ、江戸時代には同趣旨の表現が用いられていたと考えられる。備考
弱者や小さな存在の切実な願いを肯定的に表すことわざ。日常会話ではやや文語的・古風で、「一念天に通ず」のほうが一般的に使われる場合もある。例文
- 小さな町工場の挑戦だったが、蟻の思いも天に届くで、ついに大企業との契約が決まった。
- 一人で署名活動を始めたときは誰にも相手にされなかったが、蟻の思いも天に届くというように、今では多くの人が賛同している。
- 合格の可能性は低いと言われたが、蟻の思いも天に届くと信じて、彼女は毎日勉強を続けた。
- 被災地の子どもたちを助けたいという彼の願いは、蟻の思いも天に届くように、やがて大きな支援の輪になった。
- 私たちの声は小さいかもしれないが、蟻の思いも天に届く。あきらめずに改善を求めていこう。
類義語
- 一念天に通ず
- 念力岩をも通す
- 雨垂れ石を穿つ
- 精神一到何事か成らざらん
対義語
- 願っても叶わぬこともある
- 犬の遠吠え
- 多勢に無勢