蛇を画きて足を添う
読み方
じゃ を えがきて あし を そう意味
すでに完成しているものや十分なものに、余計なものを付け加えて、かえって価値や出来ばえを損なうこと。親切や工夫のつもりでも、不要な追加が全体を台無しにする場合にいう。由来
中国の故事成語「画蛇添足」に由来する。出典は『戦国策』斉策で、前漢の劉向が紀元前1世紀ごろ編纂した書物に見える(故事の舞台は戦国時代)。蛇を早く描き終えた男が、余裕を見せて足を描き足したため、蛇ではないとして酒を得られなかった話から。備考
やや文語的な表現で、現代では短く「蛇足」と言うことが多い。「補足=有益」とは限らず、不要な追加を批判する文脈で使う。例文
- 発表資料は十分わかりやすいのに、派手なアニメーションを入れすぎるのは、蛇を画きて足を添うようなものだ。
- 料理の味は完成していたのに、最後に香辛料を足しすぎて、まさに蛇を画きて足を添う結果になった。
- 謝罪文に余計な言い訳を書き加えると、蛇を画きて足を添うことになり、かえって印象が悪くなる。
- この広告は短いコピーが魅力なのだから、説明を長々と付けるのは蛇を画きて足を添うだけだ。
- 親切のつもりで細かい注釈を増やしたが、読みにくくなってしまい、蛇を画きて足を添うとはこのことだ。
類義語
- 蛇足
- 月夜に提灯
- 屋上屋を架す
- 無用の長物
- 余計なお世話
対義語
- 画竜点睛
- 必要不可欠
- なくてはならないもの